メディア掲載情報

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2023 年のメディア掲載情報

2023年9月発売・発行・公開の雑誌等メディア掲載情報です。
ぜひご覧ください。

2023年9月30日(土) 中日新聞(朝刊)

名フィル11年ぶりの新コンマス 異色の経歴34歳 森岡聡

名古屋フィルハーモニー交響楽団の新しいコンサートマスターに今年4月、34歳のバイオリニスト森岡聡が就任した。常任では11年ぶりの加入となり、指揮者に次ぐオーケストラの「顔」としての活躍が期待される。乱れのない演奏よりもメンバーの「自分の声」を尊重するなど、世代交代を印象づける存在でもある。
 若手の登竜門のコンクールをほとんど受けたことがなく、入賞歴もないという異色の経歴。音楽一家に育ち、ドイツ留学中に日本と行き来して各地のオーケストラで経験を積む中、名フィルから声がかかった。全体的にも若手が増えてきた名フィルの印象は「柔軟性があり、後ろの人たちもアンテナを張っている。それぞれ音楽の意見がある…

2023年9月30日(土) 中部経済新聞

名フィル 来年度テーマは「喜怒哀楽」 定期演奏会ラインアップ発表

名古屋フィルハーモニー交響楽団(名フィル)はこのほど、2024年4月~25年3月に開催する演奏会のラインアップを発表した。発表会見には同楽団音楽監督の川瀬賢太郎氏らが出席し、演奏会への意気込みを語った。

定期演奏会のテーマは「喜怒哀楽」。全11プログラムを用意しており、各2回で全22公演を愛知県芸術劇場コンサートホールで開催する。シーズン最初の4月公演は、桂冠指揮者の小林研一郎氏がスメタナ「連作交響詩『わが祖国』」を指揮。9月公演では、名誉音楽監督の小泉和裕氏がタクトを取る。

10月公演は、川瀬氏が指揮者として登場。ベートーベン(シュルホフ編)「失われた小銭への怒り」をはじめ、グルダ「チェロ協奏曲」などを演奏する。チェロ演奏には、佐藤晴真氏を迎える。
定期演奏会以外では、Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホールで全5回の「和欧混交」と題した演奏会など、豊富なラインアップを用意している。

川瀬氏は「名フィルの良さを生かしながら、新しい音の引き出しを作りたい」と意気込みを語った。

2023年9月25日(月)公開 ぶらあぼ

名古屋フィルハーモニー交響楽団 川瀬賢太郎音楽監督による新シーズン ラインナップ発表会見

9月22日、名古屋市音楽プラザで名古屋フィルハーモニー交響楽団の2024.4-2025.3シーズン ラインナップ発表会見が行われ、同楽団理事長の犬塚力、音楽監督の川瀬賢太郎、コンポーザー・イン・レジデンスを務める小出稚子らが出席した。

来季の定期演奏会のテーマは「喜怒哀楽」。演奏会が、人間だれしもが持つ感情と音楽との接点となり、作曲家の感情についても考える機会になってほしいという思いが込められている。
今季と同じく11のプログラムが用意され、各回2公演ずつ、全22公演が愛知県芸術劇場 コンサートホールで開催される。

2011年から同楽団でポストを持ち、今年4月に第6代音楽監督に就任した川瀬賢太郎。来季の定期演奏会には3回登場。自身が指揮する公演についてのコメントを紹介する。

(後略)

2023年9月15日発売 音楽の友(10月号)

追悼特集◆飯守泰次郎――その生涯と芸術

忘れがたきこの名演! ワーグナー「楽劇《トリスタンとイゾルデ》」

もう28年も前の演奏会だが、ゲネプロの取材中に、飯守が名古屋フィルハーモニー交響楽団の楽員に向かって放った言葉をいまも鮮明に思い出す。「皆さん!人間の愛について、ワーグナーのこの部分ほどすばらしい音楽を書いた作曲家がほかにいるでしょうか?」。バイロイト音楽祭の助手を長く務め、《トリスタンとイゾルデ》を何度も手がけたにもかかわらず、飯守はまるで初めて指揮するかのような感動を語り、涙した。(後略)(池田卓夫)

 

忘れがたきこの名演! ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」

(前略)ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」は、単純に”苦悩から歓喜へ”至るのではなく、スコアを直截に鳴らしながら、真摯な情熱が感じ取れるアプローチを展開。第2楽章のトリオで重たく引き摺りつつ苦い舌触りを感じさせる場面や、深沈とした響きの第3楽章、手放しの凱歌ではなく夾雑物を挟み込んだまま力強く閉じられる終楽章まで、飯守と名古屋フィルの健闘ぶりが耳に残った。(満津岡信育)

 

Concert Reviews(6月9,10日開催<第513回定期演奏会>)

2020年6月に予定され、新型コロナウイルスのために中止となっていたベートーヴェンの《ミサ・ソレムニス》が鈴木秀美の指揮で演奏された。合唱は愛知県が誇る岡崎混声合唱団と岡崎高等学校コーラス部。ストレートに響くその歌声はいつものように透明感に満ちていて清々しい。中江早希の豊潤なソプラノ、柔軟な表現力を帯びた布施奈緒子のメゾ・ソプラノ、朗々と冴えわたる櫻田亮のテノール、粛然とした氷見健一郎のバスとともに5つの典礼文を壮麗に歌い上げた。(後略)(小沢優子)

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