メディア掲載情報

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2023 年のメディア掲載情報

2023年6月発売・発行・公開の雑誌等メディア掲載情報です。
ぜひご覧ください。

2023年6月28日(水) 中日新聞(夕刊)

教えてマエストロ!/(2)/「演奏中にアクシデントが起きたら?」

暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。名古屋フィルハーモニー交響楽団音楽監督の川瀬賢太郎です。

前回のコラムは読んでいただけましたか? 一ヵ月とは早いもので、ニ回目のコラムを締切当日に焦りながら書いています。中日新聞さんから、今回は「演奏会でのアクシデント」について書いてほしいとオファーが来まして、連載ニ回目にして、過去のアクシデントを思い出さなくてはならないという修行のような気分を味わっています。

(後略)

2023年6月27日(火) 中日新聞(夕刊)

<レビュー> 井上道義&名フィル クセありクセナキスの快演

これでもかと話題が詰め込まれた、名古屋フィルハーモニー交響楽団の第512回定期演奏会。個性派の井上道義が指揮する最後の名フィル定期で、人気、実力ともにトップクラスの気鋭のバイオリニスト服部百音もねが協演。そして最も注目を集めたのが、現代ギリシャの作曲家クセナキス作品の“円形配置”による演奏だ。(5月12日・愛知県芸術劇場コンサートホール、築山栄太郎)
名前の響きに比して、一クセも二クセもある音楽のクセナキス。今回の「ノモス・ガンマ」は、本来は聴衆の中に入り交じった98人の奏者が演奏する想定だが、通常のホールでは不可能なため、円形配置の手法が採られた。
ステージの前部にいるはずの指揮者の井上は、中央に陣取る。奏者が同心円状に囲み、四方八方からさみだれ式に音を発した。作曲者の思い描いた音像とは違うのかもしれないが、「奏者が周りにいたら」と想像を巡らせるには十分だ。
おなじみラヴェルの「ボレロ」も円形配置のまま。照明を凝らし、薄明かりの中、小太鼓のリズムとフルートソロで始まると、編成が大きくなるにつれて色鮮やかに明るくなる。
聴き慣れたはずの曲だが、前に音が飛ぶ通常の演奏とは違い、ダンスホールの中心にいるオーケストラから、音が天井に上っていくような感覚。欧米のフェスに迷い込んだような錯覚さえ覚えた。来年末での引退を表明している76歳の井上だが、その怪演、いや快演は、そんなことをみじんも感じさせない活力に満ちていた。
前半のバルトークのバイオリン協奏曲第2番では、決して理解しやすいとは言えないこの難曲を、ソロの服部は…

2023年6月24日(土) 中部経済新聞
名フィル クラシックへの誘い

チェロ(佐藤有沙)⑥ 激しさ、甘さから渋さ 出せない音はない

230624_中部経済新聞

※クリックで拡大

2023年6月22日(木) 南信州新聞

大迫力の演奏響き渡り 浜井場小で名フィルコンサート

飯田市浜井場小学校で20日、名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンサートがあった。全校生徒115人が聴き、プロのオーケストラ約60人による大迫力の演奏を楽しんだ。 同校が文化庁の「文化芸術による子供育…

2023年6月20日発売 モーストリー・クラシック(8月号)
特集 知って驚く 20世紀の音楽

作品&演奏会レポート1 井上道義指揮名古屋フィル クセナキス≪ノモス・ガンマ≫ 水野みか子

名古屋市立大学教授で名フィルの理事も務められている水野みか子さんに、話題を呼んだ第512回定期演奏会についてご寄稿いただきました。

また表紙も名フィルが飾っています。

2023年6月16日発売 音楽の友(7月号)

Concert Reviews(3月28日開催<第85回市民会館名曲シリーズ>)

(前略)「第3番」は自然にその音楽の世界に引き込まれる魅力に満ちたもの。弦セクションの音圧と膨らみが増し、流れのよさに加えて急峻な変化が連続する。突然の弱音表現では、前の強いフレーズのエネルギーを余すことなく受け止めて広々としたものとなる。この表現が巧みでその大きな表現に刮目された。(中略)終曲の《エロイカ変奏曲》はそれらの集大成的な充実の極みと感じられた。小泉音楽監督の真骨頂が最大限に発揮された。(渡辺康)

2023年6月15日発売 音楽現代(7月号)

演奏会評(5月12,13日開催<第512回定期演奏会>)

(前略)後半最初のクセナキス/ノモス・ガンマは井上の十八番でありオケは円形配置で刺激的な音響の空間移動により作品が構築されていく。ラヴェル/ボレロも同じ設置で照明演出やソロの立奏も加え名曲をユニークな演出で盛り上げ観客を楽しませた。挑戦的なプログラムに関わらず満席に近い観客の集中力を終始持続させた好演となった。

(伊藤美由紀)

2023年6月13日(火) 中日新聞(朝刊)

名フィル新理事長に トヨタ出身の犬塚氏

名古屋フィルハーモニー交響楽団は十二日、山口千秋理事長(73)が退任し、後任に同日付で犬塚力・中部国際空港社長(64)=写真=が就任したと発表した。
犬塚氏は一九八二年、トヨタ自動車入社。同社総合企画部長、常務、トヨタファイナンシャルサービス社長などをへて二〇一九年六月から中部国際空港社長。トヨタ出身者の理事長は七代連続となる。
山口氏は今月八日の評議員会で退任した。理事長在任中は新型コロナウイルス禍で大きな影響を受けた楽団経営に手腕を発揮した。

2023年6月13日(火) 中部経済新聞

名フィル新理事長に中部空港社長の犬塚氏

名古屋フィルハーモニー交響楽団は12日、理事長に中部国際空港社長の犬塚力氏(64)が就任したと発表…

2023年6月10日(土) 中部経済新聞
名フィル クラシックへの誘い

チェロ(佐藤有沙)⑤ とても広い音域や姿形 語り尽くせない魅力

230610_中部経済新聞

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2023年6月3日(土) 中日新聞(朝刊)

続くオーケストラの苦戦 ドラマやアニメ人気、波及効果は限定的?

日本テレビ系のドラマ「リバーサルオーケストラ」、NHK・Eテレのアニメ「青のオーケストラ」…。昨今、オーケストラを題材にした物語が、テレビや映画で盛んに取り上げられている。ただ、現実の音楽界に目を向けると、コロナ禍も災いして、オーケストラの演奏会がにぎわっているとは言えない。ドラマやアニメのように、元気を取り戻すサクセスストーリーは描けるか。(築山栄太郎)

アニメ「青のオーケストラ」(日曜午後5時)は、阿久井真の漫画が原作。天才少年と呼ばれながらも、心に傷を負ってバイオリンをやめていた青野一が、高校のオーケストラ部でのさまざまな出会いを通し、成長していく物語。

(中略)
名フィルの小出篤演奏事業部長は「ドラマやアニメで取り上げられていることが、集客に反映している実感は薄い」と話す。ただ、2月の定期演奏会のメインプログラムが、1~3月に放送された「リバーサルオーケストラ」のテーマ曲、チャイコフスキーの交響曲第5番だったことは話題になり、「また演奏してほしい」という要望もあった。
(後略)
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