メディア掲載情報
2024 年のメディア掲載情報
2024年3月発売・発行・公開の雑誌等メディア掲載情報です。
ぜひご覧ください。
2024年3月19日発売 モーストリー・クラシック(5月号)
特別記事 名古屋フィル、川瀬賢太郎音楽監督と東京公演
名古屋フィルの東京公演が3月25日、東京オペラシティコンサートホールで開かれる。昨春、音楽監督に就任した川瀬賢太郎が指揮。レスピーギの「ローマ三部作」で真価を問う。楽員に名フィルの今を語ってもらった。
(後略)
聞き手:藤盛一朗◎本誌編集
公演レビュー 名古屋フィルしらかわEXP〈北村朋幹の世界〉
しらかわホールでキャリアを培ってきたといってもいい北村朋幹懸命の”指揮デビュー”に喝采が送られたという報告では駄目だ。物足りない。
サロンでの独り舞台であれ協奏曲であれ、調べと響きの変幻に鋭利な技と感性で寄り添う北村は、ハ短調を基調に管楽器の存在をクローズアップさせたモーツァルトK491と多彩な音楽のイディオムが駆け巡るラヴェルの「両手」でも、眼前のフレーズやハーモニーを慈しみ、音が空間に消えゆく瞬間まで意を払ったパフォーマンスを披露。彼の歩みや音楽性を知る名古屋フィルの面々と、とくに中間楽章で相乗効果を発揮した。ゲストを交えた管楽器セクションも健闘。そしてやはり親密なホール空間を行き交う音響が素晴らしい。
(後略)
文:奥田佳道◎音楽評論家
2023年3月19日(火) 中日新聞(夕刊)
教えてマエストロ!/(10)/「ほかの団員と実力差…落ち込む」
皆さまいかがお過ごしでしょうか。3月の川瀬はほとんど自宅にいることがなく、金沢、札幌、名古屋とあっちこっち飛び回っております。それに、名フィルとの東京公演も! 家族に会えない寂しさはもちろんありますが、何とか川瀬は頑張っています! さて、今回はこんな質問を頂きました。
「アマチュア吹奏楽団に入っていますが、レベルが高く練習のたびに落ち込んでいます。マエストロはアマチュアを指導する機会はありますか?」
回数としてはそんなに多くないですがアマチュアオーケストラを指揮することはあります。指揮で初めてお金をいただいたのもアマチュアオーケストラの合宿でした。
(後略)
2024年3月18日発売 音楽の友(4月号)
Concert Reviews(12月8,9日開催<第518回定期演奏会>)
(前略)フランツ・シュミット「交響曲第2番」は弦楽器16型、ホルンがアシスタントをふくめて9本という巨大な編成。伝統的な形式感が溶解しているような楽曲なのでとりとめなく聴こえてしまうところもあるが、沼尻は大音量であっても咆哮、炸裂させることなく濃密で華麗な響きを構築。後期ロマン派の雰囲気やウィーン世紀末の妖艶さを帯びた長大で複雑な流れのなかに、シュミット独特の色合いを浮かび上がらせていた。(小沢優子)
別冊<コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション> 「小林研一郎(指揮)&名古屋フィルハーモニー交響楽団」(4月19,20日開催<第522回定期演奏会>)
(前略)コバケンが何度も取り上げる名曲、スメタナ《わが祖国》も定番だ。日本に限らず本場チェコでも評価された《わが祖国》は、数多くの録音があり、熱心なコバケン・ファンならば、それぞれのオーケストラでの録音を比較していよう。この部分はあのオーケストラのものがベスト、などそれぞれがお気に入りの演奏を持っているに違いない。(後略)
(戸部亮)