メディア掲載情報
2022 年のメディア掲載情報
2022年11月発売・発行・公開の雑誌等メディア掲載情報です。
ぜひご覧ください。
2022年11月21日発売 オーディオアクセサリー(187号)
13人の評論家が選ぶ優秀盤オーディオグレード(リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲)
アルプスをオーケストラで表現 果敢に攻めたライヴ録音盤
今季の特選! 名フィル/小泉による「アルプス交響曲」を特選とした。非首都圏の団体がこのような大曲をライヴ収録(だが拍手は入っていない)とはいえ録音できる時代になったことを感慨深く思う。しかも安全運転ではなく、果敢に攻めているところがすばらしい。(中略)エクストンによる録音はエクセレント。オケの大きさがよく表現されている。
(石原俊)
2022年11月18日発売 音楽の友(12月号)
Concert Reviews(9月9,10日開催<第504回定期演奏会>)
(前略)アダムズ《主席は踊る》はオペラ《中国のニクソン》からの曲で、ミニマルの絶え間なく繰り返される旋律やリズムに乗って、弾けるような踊りが繰り広げられる。原田の指揮は機敏で明快。テクスチュアは整然としていて、音色は変化するたびに精彩を放ち、もう一度聴きたい、と思わせる楽しさである。《アブソリュート・ジェスト》では、ヴィオラ奏者が急遽牧野葵美に変更となったアタッカ・クァルテットがシャープでセンシブルな四重奏。ベートーヴェンの楽曲のモティーフが時折浮かび上がる流れを鮮烈な響きで彩っていた。(後略)
(小沢優子)
2022年11月15日発売 音楽現代(12月号)
演奏会評(10月7,8日開催<第505回定期演奏会>)
名フィル初共演のロシアの巨匠、ヴァシリー・シナイスキーを指揮に迎えてロシア音楽プログラム。1曲目、リムスキー=コルサコフの歌劇『金鶏』より《序奏と婚礼の行列》。研ぎ澄まされた音色感覚で音楽を構築し、ストーリーを彷彿させるようなクライマックスへの豊かな表現力に引き込まれた。(中略)ショスタコーヴィチ《交響曲第5番》。全ての楽器のスムーズな繋がり、内声の動きを丁寧にまとめあげ、指揮者の深い思い入れ、拘りを感じられたスケールの大きな世界観を堪能した。
(伊藤美由紀)
音現新譜評(R.シュトラウス/アルプス交響曲 エクストン-OVCL00788)
準推薦 (前略)この演奏の真価はむしろ下山の場面の微妙なニュアンスにあるのではなかろうか。「哀歌」や「雷雨と嵐、下山」など、鮮やかな彩りを織り込みながら最後の「夜」によって丸1日をかけた行動は終了する。名フィルのアンサンブルは冒頭こそやや不安を覚えるが、徐々に調子をあげ、大活躍の金管群を含めてマッシヴなサウンドを聴かせてくれる。
(野崎正俊)