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2025年3月発売・発行・公開の雑誌等メディア掲載情報です。
ぜひご覧ください。

2025年3月21日(金)公開 ぶらあぼ

INTERVIEW 大植英次(指揮)~マーラーの5番がもつ愛と平和のメッセージをウィーンと名古屋フィルのメンバーとともに描く

国際的に活躍する指揮者・大植英次は、ウィーン・フィルやウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーを主体とした「トヨタ・マスター・プレイヤーズ, ウィーン」の公演で、名古屋フィルとの合同演奏によるマーラーの交響曲第5番を指揮する。その公演に向けて、マエストロに話を聞いた。

大植は、2017年にリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」、18年にマーラーの交響曲第1番「巨人」と、過去の当公演で2度指揮し、感触も上々だったという。

「ウィーンのメンバーの集中力が非常に高く、一生懸命取り組んでくださったので、とてもいい演奏ができました。芸術監督でコンサートマスターのフォルクハルト・シュトイデさん(ウィーン・フィルのコンサートマスター)も大変喜んでくれましたし、アンコールで演奏したJ.シュトラウスⅡ世のワルツ『春の声』を最初に通した時には、『これはウィーン・フィルでは誰が振っても1回で通ることがない曲。1回で通ったのは初めてです』と感心してくださいました」(後略)

取材・文:柴田克彦)

2025年3月18日発売 音楽の友(4月号)

〈イヴェント・レポート〉全国のオーケストラの躍動!(札幌交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団の東京公演)(那須田 務/戸部 亮/齋藤弘美)

●名古屋フィルハーモニー交響楽団 東京特別公演


(前略)この楽章の”核”ともいうべき素材(テーマ)の強さや堅牢緻密な構造が、川瀬の表現意欲によってエネルギッシュに、そしてパワフルに踏破されていく醍醐味はまさに圧巻。”衝撃音”として期待した2回の「ハンマー」も”大きい木箱”によって緩和されたのは好みの分かれるところ。いずれにせよ若き川瀬の”覇気”漲る表現意欲と名古屋フィルの総力戦が生み出した、いましか聴くことができない”一期一会”の貴重な演奏会だったと断言できる。(取材・文=齋藤弘美)

Reviews & Reports Concert Reviews 演奏会批評(1月17日開催〈第530回定期演奏会〉)

(前略)当夜の白眉は、後半のラフマニノフ。1時間を要するこの作品は、ともすると冗長に感じられることも実演ではままあるが、ベセスは色彩と情感にあふれる解釈で、一気呵成に作品を織り上げた。音と音楽の背景に強い共感と自己同化がともなうそのアプローチは、豊かなカンタービレとあいまってラフマニノフの音楽の魅力の神髄を描きだした。客席の熱烈な拍手は、その演奏内容の濃さの証左でもあった。東京のオーケストラでも聴いてみたい指揮者であった。(國土潤一)

Reviews & Reports Concert Reviews 演奏会批評(1月23日開催〈第94回市民会館名曲シリーズ〉)

(前略)前半の矢代秋雄「ピアノ協奏曲」は難曲だが、独奏の新鋭・田所光之マルセルが激烈なオーケストラに負けないダイナミズムや音色への研ぎ澄まされた感覚で見事に弾ききった。メシアンふうの第1楽章は硬質の冷めた高音が美しく、ハ音が繰り返される第2楽章は深淵に沈み込んでいく趣。複雑なリズムをこなしながら天衣無縫に駆けめぐる第3楽章は圧倒的な迫力を見せながら一気呵成に締めくくられた。(小沢優子)

2025年3月18日(火)公開 note(SUNTORY HALLのHibiki)

大注目のヴァイオリニスト 小川響子さん 「憧れの人、夢見た場所が、音楽家の道を拓いてくれました」

オーケストラのコンマスになるなんて!


葵トリオとして、リサイタル、国際音楽フェスティバル参加、オーケストラと三重協奏曲の共演など、ますます注目を集めるなか、小川さんは昨年4月に、名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターに就任。オーケストラのコンマスとしての道も歩んでいます。

「 性格的にもリーダー気質ではないし、コンマスなんて縁の無いものと思っていましたが、カラヤン・アカデミー時代にベルリン・フィルの何人かの方から、『君はコンマスになるといいよ』と言われたんです。え〜、そんなんできませんよ〜、無理無理! と言いつつ、向いているなんて初めて言っていただいたので、少し意識し始めたんです。そんな時に、トリオで共演経験のあった名古屋フィルさんが、呼んでくださって 」。

樫本さんにも相談すると、「いいと思う。やったら大丈夫だよ!」と背中を押されたそうです。

「 今までピアノとチェロだけ聴いていたので、オーケストラの音数は半端なくて、初めての時はどうしよ〜と焦りました。音の洪水!
でも、オケの方々は暖かく迎えてくださって、ここはどうやります?  こうしましょうか? と各パートの皆さんが自発的に相談してくれるので、そうか、オーケストラも大きな室内楽と思えばいいんだ、と。
室内楽的アプローチで、音楽をいい感じでやると自分が思えば、良い方向に行くのかな、と学んでいる最中です。
いろいろな弾き方を許容できる、器の大きいコンマスになれたらいいな、と思っています」。

2025年3月14日発売 音楽現代(4月号)

名古屋フィルハーモニー交響楽団 プレミアム・コンサート in 名古屋

本公演は、2021年に設立30周年を迎えたローム ミュージック ファンデーションの記念事業として全国のオーケストラと開催するプロジェクトの第6弾。

1曲目、設立30周年記念委嘱作品の岩代太郎/東風慈恩ノ章は、アマチュア・オーケストラでも演奏できるように難易度も考慮して作曲されている。テレビ、映画などの分野で活躍している岩代により世界の平和を願って書かれた幅広い層の観客に楽しんでもらえる劇的な作品であった。(後略)

(文――伊藤美由紀)

愛知4大オーケストラ・フェスティバル2025 「ブラームス交響曲全曲演奏会」記者会見

(前略)川瀬は、「4オケはいいライバル関係にあり、愛知でもっと盛り上げて発展させていくことが重要である。名フィルとは1番しか取り組んだことがなく、今回一番好きな4番に取り組めることが嬉しい。」と語る。「名フィルとは僅かなハーモニーの違いなど詳細までこだわってきており、この経験を緻密に書かれたブラームスに活かしたい。」と述べる。

名古屋をオーケストラで盛り上げ、各オーケストラの将来の発展へとつながる企画になって欲しいと願う。

(伊藤美由紀)

2025年3月13日(金) 中日新聞(夕刊)

評■名フィル定期公演 マーラーの交響曲第6番 大編成の熱演 オケの集大成

名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期公演は、マーラーの交響曲第6番「悲劇的」だった。2年前、音楽監督に就任した川瀬賢太郎は、自身の披露公演で思い入れのあるハイドンとマーラーを指揮して大成功を収めた。今回、「(恒例の)東京特別公演にマーラーを」という彼の夢が実現し、さらに名古屋公演も東京と同じプログラムで開催した。現在の名フィルの集大成とも言える演奏だった。

(中略)

全身でオケをけん引したコンサートマスターの小川響子、安定感のあるホルンの安土真弓、オーボエの上品綾香、クラリネットのロバート・ボルショス。6人の打楽器奏者など各奏者のソロも秀逸で、川瀬の手腕を発揮した好演であった。

(作曲家・伊藤美由紀)

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