公演日 | 公演名・会場・出演・スタッフ | 内容 | 料金(税込)・問合 |
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7/5(金)
6:45pm
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特別演奏会
しらかわシリーズ Vol.21
三井住友海上しらかわホール
鈴木秀美(指揮・チェロ*)
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<ハイドン:ロンドン・セット・ツィクルスI>
プレトークのお知らせ
ハイドンのチェロ協奏曲第1番と《ロンドン・セット》について 鈴木秀美 名フィルの<しらかわシリーズ>、前回私が指揮したのはシューベルトのツィクルスでしたが、今回はハイドンの《ロンドン・セット》、それと併せて協奏曲の数々をお楽しみいただく予定です。
まずはじめはチェロ協奏曲ハ長調、この作品は1762~65年頃に作曲されたと考えられていますが、そのきっかけとなったのは、ハイドンより数週間遅れてエスターハーズィ家にやってきた8歳年下のチェロ奏者、ヨーゼフ・ヴァイグルでした。彼の作品は知られていませんが、相当高い技術と表現力を持っていたであろうことはこの曲からも明らかです。彼は1761年から69年までエスターハーズィの楽団に在籍し、初期の交響曲、例えば6~8番に出てくる独奏パートや、事実上完全なチェロ協奏曲である第13番の第2楽章なども彼が受け持ったと考えられます。
これは第一ヴァイオリンのパート譜の出だしです。自筆スコアはなく、独奏チェロの楽譜とオーケストラのパート譜は違う人の手によって書かれていますが、ソロの楽譜には殆どスラーがありません。しかしハイドン自身、一般的にスラーの書き込みは非常に少なく、その旋律が初出の時のみ、或いは主たるパートにのみ書き込まれるということもしばしばです。ですから、冒頭のヴァイオリン・パートのスラーは当然、後から出てくる独奏にも、また展開部にも適用されると考えるべきでしょう。そのように楽譜を見ていきますと、一般的に聴き慣れているものとはアーティキュレーションが随分違っていて、この曲が溌剌としつつもエレガントなものであることが判ってきます。
現代の殆どの演奏ではこのスラーを切って鋭く弾き、全体にできるだけ大きな音で弾こうとすることが多いのですが、表現がどこか激しい傾向になる理由の一つはオーケストラの編成にあります。作曲当時、エスターハーズィ楽団の弦楽器はヴァイオリンが6人、ヴィオラ以下が1人ずつでした。ハイドンはヴァイオリンを弾きながらリードし、鍵盤楽器は劇場作品以外には使われなかったと考えられています。当然ヴァイグルは、独奏部分だけではなくオーケストラのバスも弾かなければなりませんでしたが、それは18世紀のコンチェルトではごく普通のことでした。譜面をよく見ると、ソロ・セクションが終わると数拍休んで次の小節からバスに加わるようになっていたり、カデンツァ直前はヴィオラが代わりに弾くようになっていたりしていて、独奏者のことを配慮しているのが判ります。チェロがソロの部分ではコントラバス(ヴィオローネ)のみが低音を受け持っていたのです。8フィート(チェロと同音域)のバスとしてファゴットが参加していた可能性もありますが、この曲には必要ないと私は考えています。
ちなみに私の使う楽器にはガット弦が張ってあり、エンドピンも使いませんが、“バロック・チェロ”ではありません。ガット弦は第2次大戦後まで普通に使われていたのですし、19世紀の末までエンドピンはありませんでした。現代の楽器を使うとしても、音のためにできる選択は様々です。私は常々、エンドピンを使わない方がチェロの音は明るく明瞭になり、したがって良く聞こえるはずだと考えています。さてそれが本当かどうか、判断されるのは聴衆の皆様…いずれにせよ私の楽器から「脚」は生えてきませんが。
就職したばかりのエスターハーズィ家で、若く優れたメンバー達によって演奏された初期の協奏曲のあとには、晩年の大傑作、ハイドンの名をこの上なく高め、ゆるぎないものにした《ロンドン・セット》をお送りします。エスターハーズィ家におけるハイドンの正式な契約書は1761年5月1日付、そこから約30年経って、ハイドンにとっては二代目の当主、『豪奢王』と異名を取ったニコラウス・エスターハーズィが亡くなったのは1790年の9月、そこへやってきたヴァイオリニスト兼興行主、ヨハン・ペーター・ザロモンの招きを受けて、ハイドンがイギリスの地を踏んだのは1791年1月2日のことでした。
エスターハーズィ時代の作品とは違って、《パリ・セット》と《ロンドン・セット》は今よりも大きいほどのサイズのオーケストラで演奏されました。ただしロンドンではプロもアマチュアもかなり混じっていたようで、演奏のクォリティがどうだったのか少々疑問の残るところではあります。今回のシリーズでは、全体のバランスを考えつつ、ステージに乗れるだけと考えています。
このシリーズを通して皆様が、奏者と共にハイドンのユーモアに心を躍らせ、滋味溢れる旋律に人生や「時」を考え、ハイドンの大いなる創作のエネルギーを感じとっていただけることを心から願っております。 S席:¥6,000 A席:¥4,500 B席:¥3,000
<インフォメーション> [開場時間]開演の45分前 |
S席:¥6,000 A席:¥4,500 B席:¥3,000
<インフォメーション> [開場時間]開演の45分前 |
7/19(金)
6:45pm
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定期演奏会
第404回定期演奏会 <火・水-炎は天界を焼き、指輪は水中に還る/ワーグナー生誕200年記念>
愛知県芸術劇場コンサートホール
マーティン・ブラビンズ(指揮/名フィル常任指揮者)
スーザン・ブロック* (ソプラノ) |
ワーグナー: 楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕前奏曲
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S席:¥7,000 A席:¥6,000 B席:¥5,000 C席:¥4,000 Y席:¥1,000(24歳以下・当日券のみ)
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7/20(土)
4:00pm
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7/26(金)
6:45pm
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市民会館名曲シリーズ
第36回市民会館名曲シリーズ
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ブラームス: 大学祝典序曲 作品80
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プラチナ席:¥7,500 S席:¥5,000 B席:¥3,000 C席:¥2,000 Y席:¥1,000(24歳以下・当日券のみ) |
7/29(月)
6:45pm
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市民会館名曲シリーズ
第37回市民会館名曲シリーズ
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ブラームス: 悲劇的序曲 作品81
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プラチナ席:¥7,500 S席:¥5,000 |