第341回定期演奏会
2007.11.15 (木) 6:45pm / 16 (金) 6:45pm
愛知県芸術劇場コンサートホール
出演
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デリック・イノウエ (指揮)
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エルンスト・オッテンザマー* (クラリネット)
プログラム
<ドイツ・ロマン派オペラの確立と成熟>
1. ワーグナー: 歌劇『さまよえるオランダ人』序曲
2. ウェーバー: クラリネット協奏曲第2番変ホ長調 作品74, J.118*
3. ワーグナー: 歌劇『タンホイザー』[パリ版]より
序曲、「ヴェヌスベルクの音楽(バッカナール)」
4. ワーグナー: 楽劇『ジークフリート』より「森のささやき」
5. ワーグナー: 楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
第3幕前奏曲、「徒弟たちの踊り」、「マイスタージンガーの入場」
第342回定期演奏会
2007.12.14 (金) 6:45pm / 15 (土) 4:00pm
中京大学文化市民会館 オーロラホール
プログラム
<ディアギレフが愛した男たち>
1. サティ: バレエ『パラード』
2. プーランク: バレエ『牝鹿』組曲
3. R.シュトラウス: ブルレスケ ニ短調 AV.85*
4. ストラヴィンスキー: バレエ『ペトルーシュカ』[1947年版]*
第343回定期演奏会
2008.1.18 (金) 6:45pm / 19 (土) 4:00pm
愛知県芸術劇場コンサートホール
出演
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尾高忠明 (指揮)
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鈴木雅明*/** (オルガン)
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寺谷千枝子** (メゾ・ソプラノ)
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三原剛** (バリトン)
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岡崎混声合唱団**、愛知県立岡崎高等学校コーラス部** (合唱)
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近藤惠子 (合唱指揮)
プログラム
<フレンチ・オルガン・コネクション>
1. 尾高惇忠: オーケストラのための『肖像』
2. プーランク: オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲ト短調*
3. デュリュフレ: レクイエム 作品9**
第344回定期演奏会
2008.2.8 (金) 6:45pm / 9 (土) 4:00pm
愛知県芸術劇場コンサートホール
プログラム
<パガニーニへのオマージュ>
1. ブラッハー: パガニーニの主題による変奏曲 作品26
2. リスト: 交響詩『前奏曲』 S.97
3. ベルリオーズ: 交響曲『イタリアのハロルド』 作品16*
第345回定期演奏会
2008.3.14 (金) 6:45pm / 15 (土) 4:00pm
愛知県芸術劇場コンサートホール
出演
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ミヒャエル・ボーダー (指揮)
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エフゲニー・コロリオフ* (ピアノ)
プログラム
<古典に還れ>
1. モーツァルト: 歌劇『魔笛』 K.620 序曲
2. モーツァルト: ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467*
3. R.シュトラウス: メタモルフォーゼン(変容) AV.142
4. R.シュトラウス: 交響的幻想曲『影のない女』 AV.146
第346回定期演奏会
2008.4.18 (金) 6:45pm / 19 (土) 4:00pm
愛知県芸術劇場コンサートホール
プログラム
<ツァラトゥストラ1-大いなる質問…見えない答え…>
1. アイヴズ: 答えのない質問*
2. ツィンマーマン: トランペット協奏曲『誰も知らない私の悩み』*
3. ハイドン: 交響曲第22番変ホ長調 Hob.I-22『哲学者』
4. R.シュトラウス: 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 作品30
※ティエリー・フィッシャー常任指揮者就任(4月)
※植村太郎客演コンサートマスター就任(4月)
第347回定期演奏会
2008.5.16 (金) 6:45pm / 17 (土) 4:00pm
愛知県芸術劇場コンサートホール
プログラム
<ツァラトゥストラ2-隠れた世界>
1. ハイドン: オラトリオ『天地創造』 Hob.XXI-2より
第1曲「混沌の描写」
2. ケクラン: 管弦楽のための夜想曲『星降る天穹に向かって』
作品129〈日本初演〉
3. ロータ: トロンボーン協奏曲*
4. マルタン: トロンボーンと管弦楽のためのバラード*
5. シベリウス: 交響曲第5番変ホ長調 作品82
<ティエリー・フィッシャーからのメッセージ>
宇宙の神秘への答えを求めて、まずはハイドンの『天地創造』による混沌から生命誕生までの崇高な描写から始めます。次のケクランの『星降る天穹に向かって』は、その暖かく親密でロマンティックな音楽が、広大な宇宙の魅力と神秘のイメージを我々に見せてくれます。その後、ノスタルジックなロータのトロンボーン協奏曲と、それとは対照的なマルタンのジャズ風のバラードという、2つの素晴らしいトロンボーンとオーケストラのための作品をはさんで、最後はシベリウスの極めて祝祭的な交響曲第5番で締めくくります。
第348回定期演奏会
2008.6.6 (金) 6:45pm / 7 (土) 4:00pm
愛知県芸術劇場コンサートホール
プログラム
<ツァラトゥストラ3-大いなる憧れ>
1. ワーグナー: 舞台神聖祝典劇『パルジファル』第1幕前奏曲
2. デュティユー: ヴァイオリン協奏曲『夢の木』*
3. ブルックナー: 交響曲第9番ニ短調[コールス校訂版]
※ペッカ・クーシスト左肩故障のためソリスト変更
<ティエリー・フィッシャーからのメッセージ>
神秘的な憧れと痛みにあふれるワーグナーの『パルジファル』第1幕前奏曲は、まぎれもなくこの作曲家が創作した最も美しい瞬間の一つです。ブルックナーの交響曲第9番は、我々をドラマティックに地獄の深遠へと運び、天国の扉、そして永遠の平和という結末へと導きます。この交響曲はブルックナーが神へ捧げた作品であり、彼の死の時点では未完成だったものです。デュティユーのヴァイオリン協奏曲『夢の木』からは、自然が表れます。この詩的な作品の構造は1本の木を模しており、それぞれのテーマは枝を表します。互いに関連はないけれど、すべて主題、つまり木の幹につながっているのです。
第349回定期演奏会
2008.7.4 (金) 6:45pm / 5 (土) 4:00pm
愛知県芸術劇場コンサートホール
プログラム
<ツァラトゥストラ4-喜びと情熱>
1. ホリガー: トーンシェルベン(音の破片)〈日本初演〉
2. ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第3番ニ短調 作品30*
3. ベルリオーズ: 幻想交響曲 作品14
※ティエリー・フィッシャー常任指揮者就任披露公演
<ティエリー・フィッシャーからのメッセージ>
私の音楽的成長に大きな影響を与えたハインツ・ホリガーの作品を紹介できることを嬉しく誇りに思います。「トーンシェルベン(音の破片)」では、ロマンティックなエネルギーの大きく力強い波と、魔法のような音が常にぶつかり合います。多くの驚きがあると思います! その後ロマン主義そのものとも言うべき、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番が、我々を情熱の世界に引き戻します。最後は、ベルリオーズの自伝的傑作「幻想交響曲」です。音楽の歴史の中で全く類をみないこの並外れた交響曲は、前代未聞の精神プロセスの中で生み出されました。この「ある芸術家の生涯の出来事」を通して、我々は錯乱した夢・激怒・嫉妬を体験し、そして突然優しさと宗教的癒しへと引き戻されます。これらすべてによって、衝撃的なステージとなることは間違いありません!
第350回定期演奏会
2008.9.5 (金) 6:45pm / 6 (土) 4:00pm
愛知県芸術劇場コンサートホール
プログラム
<ツァラトゥストラ5-学問の拒絶>
1. メシアン: キリストの昇天
2. 武満徹: ファンタズマ/カントス*
3. ラヴェル: バレエ『ダフニスとクロエ』全曲**
<ティエリー・フィッシャーからのメッセージ>
メシアンの「キリストの昇天」は、学問的回答を拒む苦悩の質問に満ちた、印象主義的作品です。メシアンは、壮麗な金管と瞑想的な木管によってステンドグラスの色彩を活き活きと表現し、我々を別世界へと誘います。武満の「ファンタズマ/カントス」は、我々に思索と内省を促します。日本庭園の影響を受けた武満は、「立ち止まり、思索しながら小道を歩き、いつかまた、元へ戻る。だがそれは、同じ、元の場所ではない」と言います。ラヴェルの『ダフニスとクロエ』で、我々は夢の世界に到達し、激しく踊り出したくなります。作曲家のすべての音楽的才能が完璧に統合され、制約された叙情性の中で、自然が情熱的に描かれます。