2007年チャイコフスキー国際コンクールでの3位受賞に続き、サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝の栄冠を勝ち得たヴァイオリニスト。1986年ドイツ人の父と日本人の母の音楽家一家に生まれ、9歳でオーケストラ・デビュー。2001年ドイツ青少年音楽コンクール全ドイツ大会において最高点で1位を得た後、L.シュポア国際コンクール、J.ブラームス国際コンクールなどで優勝。2004年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで最高位（1位なしの2位）と3つの副賞の全てを受賞し、国際的なソリストとしてのキャリアをスタートさせた。

これまでにベルリン放送交響楽団、ワイマール・シュターツカペレ、ケルンWDR放送管弦楽団、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズや、日本国内主要オーケストラと共演。

ザルツブルク・モーツァルテウム国立音楽大学では、イゴール・オジム教授のもとで研鑽を積むとともに、サルヴァトーレ・アッカルド、プリモシュ・ノフシャク、ローレンツ・ナストゥリカ＝ヘルショコヴィチにも師事。日本音楽財団から貸与されているストラディヴァリウス1736年製ヴァイオリン「ムンツ」を使用している。