金 聖響
指揮
1970年1月、大阪府池田市生まれ。ボストン大学の哲学科を経て、ニュー・イングランド音楽院大学院の指揮科修士課程を修了。小澤征爾氏とボストン響が中心となって行なわれているタングルウッド音楽祭に奨学聴講生として参加し、その後はウィーン国立音楽大学指揮科で湯浅勇治氏をはじめ、レオポルト・ハーガー氏らにも師事した。1998年、ニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで優勝し、日本でも名前が知れ渡るようになる。
その後パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)などの音楽祭で実績を重ね、国内外のオーケストラへ客演。デンマーク国立放送響やパリのラムルー管における定期演奏会も好評を博した。2003年4月から2006年3月まで大阪センチュリー響の専任指揮者に迎えられ、その後日本各地のオーケストラに客演している。
CD録音はオーケストラ・アンサンブル金沢を指揮して、ベートーヴェンの交響曲シリーズを継続中。〈交響曲第2番+第7番〉、〈交響曲第3番『英雄』+『コリオラン』序曲〉、〈交響曲第5番+『エグモント』序曲〉、〈交響曲第6番『田園』〉がリリースされている。