福田 進一
ギター
1955年大阪生まれ。12歳より故斎藤達也に師事。21歳で渡欧、パリのエコール・ノルマル音楽院でギターをアルベルト・ポンセ、和声とアナリーゼをナルシス・ボネに師事。卒業後イタリア・キジアーナ音楽院でオスカー・ギリアに学ぶ。数々の国際コンクール入賞後、1981年パリ国際ギター・コンクールで優勝。以後、内外で輝かしい賞歴を重ねるとともに、日本を代表する名手として国際的な演奏活動を続け、その音楽は絶えず世界中のファンを魅了している。
教育活動にも力を注ぎ、その門下から鈴木大介、村治佳織、大萩康司ら若手実力派を輩出。現在は、世界各地の音楽院に客員教授として招かれている。
2009年には、4月に上海フェスティヴァル、5月ハインスベルク国際フェスティヴァル(ドイツ)に出演。8月のHakujuギター・フェスタではファジル・サイの新作ギター曲を、9月には北爪道夫の新作協奏曲を世界初演。12月には、レオ・ブローウェルに献呈された「コンチェルト・ダ・レクイエム」を台北にてアジア初演。
ディスコグラフィは既に50余枚に及び、それらはピリオド楽器を使用したバロックや古典から、タンゴやフュージョン、映画音楽にいたるまで、広大なレパートリーを網羅している。