ヴァディム・ホロデンコ
ピアノ
1986年ウクライナのキエフ生まれ。1994年からキエフのM.ルイセンコ記念キエフ音楽中等学校でナタリア・グルイドネワ、ボリス・フョードロフに、2005年からはモスクワ音楽院でヴェーラ・ゴルノスタエワに師事。
これまでに、ウラディーミル・クライネフ青少年国際ピアノコンクール第3位(1998年)、ホロヴィッツ記念国際ピアノコンクール第2位(1999年)、リスト記念国際ピアノコンクール第3位(2001年)、マリア・カラス グランプリ第1位(2004年)、ロシア国家青年顕彰“Triumph”(2004年)、ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクール第3位(2006年)などを受賞。2010年には第4回仙台国際音楽コンクールにおいて第1位を受賞した。
ウクライナ、ロシア、ハンガリー、クロアチア、フランス、イタリア、ドイツ、オーストリア、スイス、チェコ、ルーマニア、ポーランド、リトアニア、イスラエル、米国、中国、日本など、世界各地でリサイタルやオーケストラとの共演を行なっており、これまでに、ユーリ・バシュメット、ウラディミール・スピヴァコフ、マーク・ゴレンシュタイン、ドミトリー・リス、エフゲニー・ブシコフ、アレクサンドル・スラドコフスキーら、多くの指揮者と共演している。特に、ユーリ・バシュメットとは、ギリシャのヘロド・アティクス音楽堂で行われたマリア・カラス特別記念コンサートにおいて、彼の指揮によるノーヴァヤ・ロシア(新ロシア)交響楽団と初共演して以来、その後も多くの共演を重ねている。
室内楽活動も積極的に行なっており、2007年に結成したアンドレ・ググニンとのピアノ・デュオ“iDuo”では、サンマリノ国際ピアノコンクール(2008年)において第2位を獲得。その後イタリア全土でコンサートツアーを行なう。ロシア各地でも常に演奏活動を行なっており、2010年にはDelosレーベルから、ドビュッシー、ラヴェル、ラフマニノフ作品のCDをリリース。
また、第3回仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門第1位のアリョーナ・バーエワとの共演も多く、日本で録音したCDがsimcレーベルからリリースされている。