11/17,18<第517回定期演奏会>出演者変更のお知らせ
2023年11月17日(金)・18日(土)開催の第517回定期演奏会へ、ソリストとして出演を予定しておりました、ヴァイオリニストのアリーナ・ポゴストキーナ氏は、気候変動問題への取り組みの一環として、今後一切航空機を利用しないことを決断されたため、来日することが不可能となりました。
代役として、コリヤ・ブラッハー氏が出演いたします。この変更に伴う曲目の変更はございません。
アリーナ・ポゴストキーナ氏の演奏を楽しみにされていたお客様には、誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
<アリーナ・ポゴストキーナ氏からのメッセージ>
I am very sorry to cancel the planned concerts in Japan and disappoint my colleagues and my audience. Nevertheless, I have decided to take the decision to stop flying for my work, to show a new way of sustainable touring. I believe that it is possible that we take care of the climate and our beautiful earth while being artists, but we need to become aware of the damage that we are causing. I wish to lead as an example, so we can turn around the destruction and pollution that we are causing, to ensure a future for our children and the future generations.
Thank you for your understanding.
Alina Pogostkina
予定されていた日本でのコンサートをキャンセルし、関係者や聴衆を失望させてしまうことを非常に残念に思います。それでも私は、持続可能なツアーの新しい方法を示すため、演奏活動のために航空機を利用することをやめる決心をしました。アーティストでありながら気候や美しい地球を守ることも可能だとは思いますが、そのためには私たちが引き起こしているダメージを認識する必要があります。私は模範として、私たちが引き起こしている破壊と汚染を好転させ、子供たちと将来の世代の未来を保証できるようにしたいと考えています。
ご理解いただきありがとうございます。
アリーナ・ポゴストキーナ
《コリヤ・ブラッハー氏 Kolja Blacher プロフィール》
1963年生まれ。父は作曲家ボリス・ブラッハー。
これまでに、ベルリン・フィル、ミュンヘン・フィル、旧ハンブルク北ドイツ放送響(NDR)、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管、ボルティモア響などのオーケストラと、クラウディオ・アバド、キリル・ペトレンコ、ダニエル・バレンボイム、ドミトリー・キタエンコ、マティアス・ピンチャー、ウラディーミル・ユロフスキ、マルクス・シュテンツ、シモーネ・ヤングといった指揮者の指揮で共演。
指揮や弾き振りでも活躍し、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響の今シーズンの室内オーケストラ全公演を指揮するほか、来シーズンにはタリン室内管の常任ソリスト&指揮者を務める。
ベルリン・フィル第一コンサートマスター時代とルツェルン祝祭管弦楽団から親交があったクラウディオ・アバドと共演したCDはディアパソン・ドール賞を受賞。近年は「ニールセン:ヴァイオリン協奏曲」や「ハイドン:ヴァイオリン協奏曲、バーンスタイン:セレナード」をリリース。
豊田耕児、ドロシー・ディレイ、シャンドール・ヴェーグの各氏に師事。現在、ハンス・アイスラー音楽大学教授。
使用楽器は1730年製グァルネリ・デル・ジェス(キミコ・パワーズ氏より貸与)。