島田 真千子
ヴァイオリン
東京芸術大学附属音楽高等学校を経て、1998年東京芸術大学を首席で卒業。同大学在学中に安宅賞、NTTドコモ賞を受賞。2002年デトモルト音楽大学を最優秀の成績で卒業後、2005年同大学院にてドイツ国家演奏家資格を取得。6年間ドイツに在住しオランダ、ベルギー、イタリア、フランス等、ヨーロッパ各地で研鑽を積む。
これまでに第44回全日本学生音楽コンクール全国大会中学校の部第1位、第7回日本モーツァルト音楽コンクール第1位、第66回日本音楽コンクール第2位、第45回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール特別賞、ドイツ・デトモルト音楽大学DAAD賞コンクール優勝、エリザベート王妃国際コンクール セミファイナリスト、第15回J.S.バッハ国際コンクール第5位。2006年愛知県芸術文化選奨文化賞を受賞、同年第1回名古屋音楽ペンクラブ賞を受賞。2009年名古屋市芸術奨励賞を受賞。
1998年奨学金を得てアスペン音楽祭に参加、ドロシー・ディレイ氏に師事。1999年より2年間にわたり宮崎国際室内楽音楽祭にてヴァイオリンの巨匠アイザック・スターン氏に師事、2000年には東京文化会館小ホール、しらかわホールに於いて初のソロ・リサイタルを開催し好評を博す。2001年イースト・ウエスト・バロック・アカデミーの公演にて、ワルター・ファン・ハウヴェ氏からバロック音楽の薫陶を受け、氏とともにコンセルトへボウやカザルスホールを含む日蘭ツアーにソリストとして参加。
1998年サイトウ・キネン勉強会に参加し、小澤征爾氏や今井信子氏に師事、その翌年から毎年サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーとして、サイトウ・キネン・フェスティバル松本に参加。2001-02年には同フェスティバルのバッハ・プログラムにソリストとして出演し、その録音CDが発売されている。2004年のヨーロッパ・ツアーや、2010年12月にはカーネギー・ホールでの公演にも参加した。また2001年より毎年、水戸室内管弦楽団に参加。2008年のヨーロッパ公演や数々のレコーディングにも参加している。
2004年よりしらかわホール主催公演での室内楽コンサートの企画及び出演、2006年以降のヴィオラスペースやカザルスホールでの今井信子氏等との室内楽にも参加している。 国内各地のオーケストラのゲスト・コンサートマスターとしてもコンサートに出演し、多彩な演奏活動を展開している。
海外ではこれまで、ベルリンのコンツェルトハウス室内楽シリーズに出演、ドイツやベルギー等でのリサイタルや、南米チリでは“アンサンブル・デトモルト”(ピアノ四重奏)として室内楽ツアーを行なった。またチリでは各地の音楽大学にてマスタークラスが開催され、講師として指導にあたった。
近年は前記の定期的な活動に加え、東京・名古屋でのリサイタル開催やセントラル愛知交響楽団、名フィルの定期演奏会にソリストとして出演するなど、今後とも幅の広い活躍が期待されている。
これまでに、佐々木はるる、久保田良作、山岡耕筰、田中千香士、店村眞積、マルコ・リッチの各氏に師事。またアイザック・スターン、今井信子、ヘルマン・クレバース、ドロシー・ディレイ、ライナー・クスマウルの各氏等にも師事し 影響を受けた。