ロッセン・ゲルゴフ
指揮
ロッセン・ゲルゴフはコンサートとオペラの両フィールドで活躍、古典から意欲的な現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、高く評価されている。 オペラ指揮者としては、21歳でマイニンゲン劇場に専属コレペティトア兼指揮者として所属。以来、ブレゲンツ音楽祭『トスカ』、ウィーン・フォルクスオーパー『こうもり』、『リゴレット』、マイニンゲン歌劇場『椿姫』、『フィガロの結婚』、そのほか数々の新作オペラ公演をも成功に導いている。これまでにバンベルク交響楽団、モンペリエ国立交響楽団、BBC交響楽団、BBCスコットランド交響楽団、スコットランド室内管弦楽団、パリ室内管弦楽団、ポーランド放送交響楽団、バーゼル交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ORFウィーン放送交響楽団、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団、ウィーン交響楽団、スロヴァキア放送交響楽団、ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団、アンサンブル・モデルンなどのヨーロッパ各地のオーケストラを指揮。日本でも全国各地のオーケストラに客演している。これまでウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団アシスタント・コンダクター、ブルガリアのルセ国立歌劇場首席客演指揮者、ブルガリア国立放送交響楽団首席指揮者を務めた。今シーズンも北オランダ管弦楽団、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団へのデビュー、SWR交響楽団への再登場など活躍の場を広げている。
1981年ブルガリア生まれ。ピアノとクラリネットを学んだ後、指揮をミヒャエル・アンゲロフに師事。18歳でウィーン国立音楽大学のレオポルト・ハーガーのクラスに入学を許可される。その後、小澤征爾に才能を認められ、タングルウッド音楽祭に招かれ、同音楽祭でボストン交響楽団のスカラシップを授与される。翌年より小澤征爾に師事し、アシスタントとしても活躍。2001年同大学を、2004年同大学院をそれぞれ首席で卒業。2007年エフゲニー・スヴェトラーノフ国際指揮コンクール入賞。