クラウス・ペーター・フロール
指揮
世界中の音楽家から尊敬を集める、天性の音楽性と才能に溢れた指揮者。2008-09シーズンの幕開けとともにマレーシア・フィルの音楽監督に就任した。
2003-08年ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響の首席客演指揮者を務めているが、これは同楽団の音楽監督であるリッカルド・シャイー直々の要請を受けてのことであった。1999-2008年にはダラス響の首席客演指揮者を、加えて1991-94年にはフィルハーモニア管の首席客演指揮者を務めている。さらに1991-96年にはチューリヒ・トーンハレ管の芸術アドヴァイザーとして活躍した。
1953年ライプツィヒ生まれ。ヴァイマールとライプツィヒにてヴァイオリンを学んだ後、ロルフ・ロイターに指揮を師事し、さらにラファエル・クーベリック、クルト・ザンデルリンクのもとで研鑽を積んだ。31歳でベルリン響の音楽総監督に就任し、同時にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ドレスデン・シュターツカペレなど、旧東ドイツの主要オーケストラを指揮している。1988年にはベルリン・フィルにデビューを果たしている。
そのほかロイヤル・コンセルトヘボウ管、ウィーン響、パリ管、バンベルク響、ロッテルダム・フィルなどを定期的に指揮。1985年にはロサンジェルス・フィルハーモニックを指揮してアメリカ・デビューを飾り、続いてボストン響、シカゴ響、フィラデルフィア管、サンフランシスコ響、ニューヨーク・フィルを指揮した。