ジェニファー・パイクが最初に注目を浴び始めたのは2002年、12歳でBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーに輝き、サー・アンドリュー・デイヴィス指揮／BBC交響楽団とメンデルスゾーンの協奏曲を演奏してからだ。BBCプロムスに15歳でデビューし、同年ウィグモア・ホールにリサイタル・デビューも果たしている。

最近の活動には、ベートーヴェンとブルッフの協奏曲をフィルハーモニア管弦楽団と、シベリウスの協奏曲をベルゲン・フィルと演奏している。またアイスランド交響楽団へのデビュー公演では、彼女のために作曲されたハブリジ・ハトルグリームソンの協奏曲（2011年にスコットランド室内管弦楽団と世界初演）を再演した。

シャンドス・レーベルとの最新ディスクには、ピアニストのトム・ポスター、ドーリック弦楽四重奏団との〈ショーソン：ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲、ほか〉や、同じくトム・ポスターとの〈ブラームス＆シューマン：ヴァイオリン・ソナタ、ほか〉がある。

16歳で大学院生としての奨学金資格を得て、ギルドホール音楽演劇学校で学んだ後、オックスフォード大学に進学。最も高い級の優等学位で卒業している。1708年製のマッテオ・ゴフリラを使用。