広上 淳一
指揮
東京生まれ。東京音楽大学指揮科に学ぶ。第1回キリル・コンドラシン国際指揮者コンクールに優勝し、国際的な活動を開始。1991-95年ノールショピング響首席指揮者、1991-2000年日本フィル正指揮者、1997-2001年ロイヤル・リヴァプール・フィル首席客演指揮者、1998-2000年リンブルク響首席指揮者を歴任する傍らフランス国立管、ベルリン放送響、ウィーン響、コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィル、ロンドン響などに定期的に客演。2006-08年米国コロンバス交響楽団の音楽監督を務め、数々の名演とともに Denon レーベルにはチャイコフスキーの録音を残し、その実力を内外に知らしめた。2007年夏にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本に招聘され、ハイドンとラフマニノフのプログラムを、2008年5月には小澤征爾の代役で急遽水戸室内管定期演奏会を指揮。聴衆・批評家からともに絶賛された。
またオペラの分野でも、シドニー歌劇場におけるヴェルディ《仮面舞踏会》や《リゴレット》が高く評価されたのをはじめ、国内外で活躍。近年では日生劇場《オルフェオとエウリディーチェ》、新国立劇場《椿姫》等が記憶に新しい。京都市交響楽団常任指揮者、東京音楽大学指揮科教授。