マキシム・パスカル
指揮
1985年フランス南部カルカソンヌの音楽一家に生まれ、幼少時からピアノとヴァイオリンを学ぶ。2005年パリ国立高等音楽院に入学し、作曲・音楽理論・編曲を学ぶほか、フランソワ=グザヴィエ・ロトに指揮法を学んだ。2014年ネスレ&ザルツブルク音楽祭ヤング・コンダクターズ・アウォードを受賞。
2008年に気鋭の作曲家やピアニスト、サウンド・エンジニアとともに「ル・バルコン」という芸術団体を立ち上げ、ピエール・ブーレーズ、ジョージ・ベンジャミンらとコラボレーションを重ねている。R.シュトラウス《ナクソス島のアリアドネ》、シェーンベルク《月に憑かれたピエロ》などの作品を上演しており、フィラルモニ・ド・パリでは2019年の「光から土曜日」を皮切りにシュトックハウゼンの7つからなるオペラ《光》全曲演奏計画が始まっている。
2016年には自由に脚色したベルリオーズ《幻想交響曲》でCDデビュー。コンサートの分野では、2017年グリゼー《音響の空間》をウィーン放送響とザルツブルク音楽祭で演奏したほか、2019年ル・シエクルと香港芸術祭で共演。他にRAI国立響、ミュンヘン・フィル、トゥールーズ・キャピトル国立管などに客演している。