ジェフリー・パターソン
指揮
英国人指揮者ジェフリー・パターソンは、細部にわたる音楽的理解力、音楽家たちへの即応性、そして生来の影響力でもって、複雑なスコアから音楽を形作る能力で称賛されている。これまでに英国内外の著名オーケストラに出演しており、特にロンドン・シンフォニエッタとは幅広いレパートリーで密接な関係を続けている。オペラの分野では、ロイヤル・オペラ、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、バイエルン国立歌劇場などで幅広いレパートリーを指揮している。
ケンブリッジ大学で作曲をアレクサンダー・ゲールに師事し、その後王立スコットランド音楽演劇アカデミーでも学ぶ。2009年のリーズ指揮者コンクールで第1位と聴衆賞を受賞した後、ルツェルン音楽祭ではピエール・ブーレーズの指揮マスタークラスを受講している。ロイヤル・オペラの育成プログラム「ジェット・パーカー・ヤング・アーティスト・プログラム」の期間中には、アントニオ・パッパーノ、マーク・エルダー、アンドリス・ネルソンス、ダニエーレ・ガッティといった指揮者のアシスタントを務め、またバイロイト音楽祭では、2シーズンにわたって『ニーベルングの指環』上演の際にキリル・ペトレンコのアシスタントを務めた。